私は約7年間、慢性湿疹に悩まされてきました。
一度治ったと思っても、年に2〜4回は必ず再発する。そんな状態を長年繰り返していました。
症状が出る場所は毎回ほぼ同じで、
- 肘や膝などの関節の裏
- ベルト周り
- 股間周り
- ひどい時には耳の中
- 頭皮
- 手湿疹
など、日常生活に支障が出る場所ばかりでした。
一度湿疹が出ると、完全に落ち着くまで1ヶ月以上かかり、やっと治ったと思った頃に、また別の場所に出る。
まさに「終わりのないループ」でした。
原因不明の慢性湿疹
皮膚科には何度も通いました。
- アレルギー検査 → 異常なし
- 肝臓の血液検査 → 異常なし
- 生活習慣の指摘 → 特になし
「原因は分かりませんね」
「体質でしょう」
そう言われるたびに、この湿疹とは一生付き合うしかないのかと、半ば諦めていました。
処方されるのは、
- ステロイド外用薬
- 抗ヒスタミン薬(短期間)
一時的には良くなりますが、数週間〜数ヶ月後に必ず再発します。
転機になった医師の一言
そんな中、とある医師に出会い、今まで一度も聞いたことのない説明を受けました。
「湿疹は、見た目が治っても皮膚の下で炎症が続いていることが多いんです。
表面がきれいになった時点で薬をやめると、炎症が完全に消えきる前に再発します」
「完全に炎症を消すには、湿疹が治ったと思ってから数ヶ月かかる。
その間、抗ヒスタミン薬を症状がなくても飲み続ける必要があります」
正直、目から鱗でした。
「痒くない=治った」
そう思い込んでいた自分の認識が、根本から覆されました。
実際に行った治し方
① 湿疹が治っても抗ヒスタミン薬をやめない
これが最大のポイントでした。
- 湿疹が消える
- 痒みがなくなる
- それでも自己判断で薬をやめない
医師の指示通り、数ヶ月間、抗ヒスタミン薬を飲み続けました。
② ステロイドは「炎症がある時のみ」
ステロイド外用薬は、
- 赤み
- ジュクジュク
- 明らかな炎症
がある時だけ使用し、長期連用は避けました。
💊 抗ヒスタミン薬:効果の強い順ランキング
下に行くほど効果(かゆみを止める力)が強くなる傾向があります。
※効果や副作用には個人差があります。
| 薬剤名 | 成分名 | 効果 | 眠気 | 特徴・備考 |
|---|---|---|---|---|
| アレロック | オロパタジン | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | 最強クラスの効果。ただし眠気も出やすい。 |
| タリオン | ベポタスチン | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | 即効性がある。1日2回服用。 |
| ビラノア | ビラスチン | ★★★★☆ | ★★★★★ | 空腹時に服用。眠気が極めて少なく、効果も強い。 |
| ジルテック | セチリジン | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | 効果はしっかりしているが、やや眠気が出やすい。 |
| ザイザル | レボセチリジン | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ジルテックの改良版。効果と眠気のバランスが良い。 |
| デザレックス | デスロラタジン | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | 眠気が非常に少ない。1日1回服用。 |
| アレグラ | フェキソフェナジン | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ | 眠気はほぼないが、効果は控えめ。 |
| クラリチン | ロラタジン | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ | 効き目は穏やか。市販薬もあり。 |
『オオサカ堂』のサイト内検索で「アレロック」などと検索してみてください。
病院より安く、大量に購入することが出来ますよ。
結果:慢性湿疹は再発していない
この方法を実践してから、
- 関節裏の湿疹 → 出ていない
- ベルト周り → 出ていない
- 股間・耳・頭皮・手湿疹 → 出ていない
あれだけ繰り返していた慢性湿疹が、現在まで再発していません。
「治った」というより、
「再発しない状態を維持できている」
という感覚が近いです。
慢性湿疹で悩んでいる方へ
慢性湿疹は、
- 原因不明
- 体質と言われる
- 一生付き合うものと思い込む
こうして、精神的にも追い詰められがちです。
しかし、
「表面が治っても炎症は続いている」
この視点を持つだけで、対処法は大きく変わります。
もちろん、すべての人に同じ方法が当てはまるわけではありません。
ですが、何年も再発を繰り返している方は、一度「治った後の数ヶ月間」という考え方を、主治医に相談してみる価値はあると思います。
※本記事は個人の体験談であり、医療行為を推奨するものではありません。
服薬・治療については、必ず医師の指示に従ってください。

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